刻々と変化していく社会情勢の中で、私たちDRAWERSがどのように創作活動を続けていくのか、、、。コロナウィルス感染症の蔓延により、深く考えることになりました。
これまで都市の中にいかに開放的な空間をつくるか、普遍的で老若男女皆んなが居心地のいい場所にできるかを考えてきましたが、多人数で集まることがままならない状況下で、改めて目を向けることになったのが近場の自然に溢れた場所でした。
都心から1時間圏内の範囲で色々と探索してみるとそこには都心では感じることのできない豊かな自然に溢れていました。
目の前に広がる風景、朝日の輝き、海からの心地よい風、鳥たちのさえずり、大地のミネラルから生い立つ草木など。
自分たちが、都市の中につくろうとしていたものがこんなにも溢れている。 そして、そこへ自然に敬意をはらった美しいデザインを落とし込んでいくことができないだろうかと。 一過性の思いつきや何かの模倣ではなく、本質をしっかり見つめながら、、、。
水、光、風 それらが心地よく、素晴らしい場所に自らの拠点を置く事で、想像するものも自然と変化していくと確信しています。
そして、そこで得た感覚を、私たちを支持してくださるクライアントに新たな想像力として還元していきたいと考えています。
