SHIRO KOBE DAIMARU 2023/7

兵庫の豊かな森からの間伐材を丁寧にデザインし
六甲の湧水や淡路島の温暖な自然を表した空間

豊かな森と豊富な湧水をもつ神戸の街
瀬戸内への入口である淡路島は日照時間が長く和歌山からの暖気が流れてきます
SHIROのプロダクトのカレンデュラは淡路島産のものです
ここでの店舗構成の大きな要素として
森と水と陽光をテーマに店舗空間を構成しました

陳列什器の腰には六甲の杉材を歩留よく使い、細かいリブ材にした立体感のあるものです
また、接着剤は自然素材でできたものであり、三橋弘宗(兵庫県立人と自然の博物館主任研究員)+SHARE WOODS 共同開発のものを採用しています
米糊+もみ殻(バイオシリカ)によるオーガニックなものでつくられた接着剤はこれからの社会を変える可能性を秘めています

雛壇には水をイメージした再生ガラスを使い、壁面の陽光をイメージしたオイルカラーとの連動性を生み出しています
再生ガラスはwa/terのもの
wa/terは時代の変化と共に価値のなくなったものに新たな可能性を見いだすブランドです
このガラスはそもそも蛍光灯だったものです

神戸店はコンパクトでありながら、ポジティブな印象の店舗になったと感じています